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2004年12月から2006年10月までベルギーの、とある海岸のリゾートの町に住んでいました。その時にいろいろなと頃を旅した思い出をつづります。
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DSCF1098.JPG 
前に巨大たらの話を書きましたが今日写真を整理していてそのときの写真を見つけました。

どーぞごらんあれ。

私の隣で釣っていたベルギー人の仲間の甥っ子の男の子が吊り上げたものです。

とにかくでっかい。


計画して4回目の挑戦で初めて出航できました。
絶好の釣り日和で風もなく波もなく一日好天にめぐまれ
さらに釣果にも恵まれました。
オステンド港から2時間走ってポイントへ。
順番にポイントを回っていきますが午前中はぽつぽつだったのが
昼からは入れ食いになり
たら、メバル、アジ、さば、かれいなどなど大漁でした。
特にたらは私の横で釣っていた小学生の男の子が
80cm、6.5kgの大物を上げてみんなをびっくりさせました。
(たしか前は100cmと書いたような気が・・・。まー釣り師とはそういうもんです。)
とにかくよくつれた一日でした。満足満足。
写真一枚目は80cmの大物を釣り上げた僕ちゃん。
これでまた釣りキチが一人増えそう。
うーーーん、俺も80cm級が釣りたい。

DSCF1097.JPG





























写真2枚目は当日われわれのグループ8人の釣果。
80cmを筆頭に60cm40cm級のたら多数。メバルも30cm級多数。
もう一度挑戦したかったが天候に恵まれずこれが最初で最後の船釣りとなりました。

でも最高の一日だった。


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釣りバカの私としてはヨーロッパでも釣りをしたかったのですが道具を持ってこなかったのでもっぱら見るほう一筋でした。

 休みの日にはよく桟橋に出かけて地元の人が釣りをするのを見てました。

このオステンドでも釣りは盛ん。多い日には30~40本の釣竿が並びます。

 

遠浅の砂地なので狙いはカレイ、舌ひらめ、ホワイトフィッシュ(キスみたいな魚で大きなのは30cm以上あります。)など。

桟橋の先端からの投げ釣りです。えさには塩漬けのマムシ(みたいなもの)を使います。

 

地合いには結構あちこちで釣れて来ます。

 

それを観光客が周りで眺めている。

沖にはたくさんのヨットが帆に風をはらんで航行している。

 

のどかな光景です。

 

 

不思議なもので私も長時間眺めていてもまったく飽きません。

 

夏場にはバーが開くのでそこでビールを飲みながら、あるときは本を読み、あるときは昼寝しながらも何が釣れるのかじっと観察してました。見てるだけで自分が釣りをしている気持ちになります。

 

“来た来た。よーし、今度は結構大きそう。”

 

“今日はあたりが少ないなー“

 

釣り人になりきってしまいます。

 

冬場は人が減りますが、それでもこちらの人は皮下脂肪が厚いので寒い中でもがんばって釣っています。私もそれを鼻水をたらしながら眺めています。

 

まさに”釣りするあほうと見るあほう”です。

 


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ヨーロッパ駐在中に一度は釣りに行きたい。しかも大西洋で大物を釣りたい。
釣り好きなら誰でもそう思うはずです。
 
そこで会社のベルギー人の釣り好きの男に船釣りに連れて行ってくれと頼んでいましたが予定した日がことごとく荒天で一年以上行けずにいました。
 
2005年の6月でした。ようやく念願がかない、オステンド港から出船。
船は50人は乗れる大型船でほぼ満員でした。
釣り好きは世界中どこにでもいるもんですね。
我々のグループは釣り好きの仲間の家族、親戚と近所の仲間とその子ども達。
10人のグループに日本人の私一人まぜてもらいました。
 
2時間西に向かって走ります。快晴で波静か。
 
漁場に着くと早速釣りを開始。
 
胴付き3本針の擬餌針に塩漬けのマムシ(ミミズみたいで胴周りがが1cmくらいある)みたいなえさをちょんがけしてたらすと30~40cmクラスのたらがアキが来ない程度につれてきます。
 
 
数時間過ぎた頃、連れの10歳の男の子が、根がかりしたので助けてくれと言うので糸を引いてみると確かにびくともしない。仕方ないので、力いっぱい引いてみるとぬーーっと根からはずれたような感覚。
 
“よかったね”
 
といって、自分のさおに戻りえさを付け替えていると
 
その船のクルーがぎゃふを持ってきて船べりを覗き込んでいる。
 
私もつられて覗き込むとそこにはな、なんと巨大なたらが腹を見せて浮き上がっているではありませんか。
 
釣り人はあの少年。
なんとあのぬーっとした感触は巨大なたらの感触だったのです。
 
釣り上げた魚の周りには黒山の人だかりができました。
 
納竿してからあの少年、私に聞くんです。

“今日の一番は誰?“

一生の思い出になるでしょうね。

しかし、あの少年の釣り座は私の隣やった。
わずか1mの差!

できれば私の餌に食いついて欲しかったなーーー。

 
あのたらは、持ち帰ると早速輪切りにされて、バーベキューで近所の人たちのおなかに収まったそうです。







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2004年12月から2006年10月までベルギーの、とある海岸のリゾートの町に住んでいました。その時にいろいろな所を旅した思い出や日常生活をつづります。
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